■滅菌とは…
すべての微生物を化学的、物理的手段で殺滅するか、完全に
除去し、無菌状態とすること。
■消毒とは…
人畜に有害な微生物または目的とする微生物だけを化学的・
物理的手段で殺滅すること
■洗浄とは…
(除菌)
流水と洗剤を用いて、目に見える汚れを洗い落とすことと定
義付をしています。
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高圧の蒸気をかけることにより、 |
■滅菌とは…
すべての微生物を化学的、物理的手段で殺滅するか、完全に 人畜に有害な微生物または目的とする微生物だけを化学的・ 流水と洗剤を用いて、目に見える汚れを洗い落とすことと定
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レベル | 物理的方法 | 化学的方法 |
滅 菌 | 高圧蒸気滅菌等 | エチレンオキサイドガス |
消 毒 | 煮沸、濾過等 | 消毒剤 |
洗 浄 | 洗剤等 |
●高圧蒸気滅菌法(オートクレーブ)
●エチレンオキサイドガス(EOG)滅菌法
●消毒剤
・グルタラ-ル、フタラール ・消毒用エタノール
・次亜塩素酸ナトリウム ・ベンゼントニウム
・ベンザルコニウム ・クロルエキシジン
院内感染とは
院内で新たな感染症に罹患することです。院内感染には患者様も
医療従事者も含まれます。
病原体とは
感染症を引き起こす原因は細菌、ウィルスが原因となっています。
感染症の原因となるものを総称して病原体といい、
病原体量が少なければ少ないほど感染は成立しにくくなります。
感染と微生物量
ウィルスは微量でも感染します。
創損傷した粘膜、異物挿入部は少量でも感染します。
免疫が低下すると少量でも感染します。
感染症とは
病原体が体内に侵入して、発育・増殖し感染症状が発症することをいいます。
病原体は存在するが感染症状を発症していない状態は含みません。
歯科治療上、特に注意が必要な感染症
HIV感染症 | 感染・数週間後に一過性の急性ウィルス感染症状を来し、 無症候性キャリアを経て、通常数年~10年の潜伏期の 後に後天性免疫不全症候群(AIDS)を発症します。 |
HBV感染症 (約200万人) |
肝細胞で感染、増殖し、急性B型肝炎を発症し、ウィルス は排除されます。新生児・小児・免疫不全患者では感染は持続 し、無症候性キャリアあるいは、慢性肝炎となることがあります |
HCV感染症 (約200万人) |
感染後、潜伏期の後、急性肝炎を発症しますが 約50~80%は慢性肝炎に移行します。 慢性C型肝炎は10~20年後には肝硬変を経て 原発性肝癌になります。 |